「ひまわり」と言えば、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが、戦争によって引き裂かれた男女の愛を描いた1970年のイタリア映画を思い出します。当時としては、ままあり得たとは言え、決して普通ではない人生の描写の中で、ヘンリー・マンシーニの主題歌のバックに登場するひまわり畑の効果は絶大でした。実はそこら中にある壮大な人生の背景にふさわしい花ですね。
八軒家浜植物園では毎年ゴールデンウイーク明けの5月中旬から有志を募って、前年この場所で採れた種を配布し、各職場や家庭で土を調達してもらい、苗を育てだします。そして双葉から本葉が出て高さ20㎝ぐらいに成長したところで持ち寄り、苗植えをして、あとは有志で水やりを続けて育てています。
暑い夏の小道の小さな癒しになればと思い、目指せ!ひまわりロードが合言葉です。
■植物名:ヒマワリ
■学名:Helianthus
■英名:Sunflower
■仏名:Soleil
■和名:向日葵
■科名:キク科
■属名:ヒマワリ属
■原産地:北アメリカ大陸西部
ヒマワリの花は一番外側のいわゆる花びらの部分はその1枚1枚が独立した花でおしべがありません。中心のやや黒っぽい部分も一つ一つが花で、こちらにはおしべとめしべを持つので、種ができます。
「みんなのお庭」で咲くヒマワリは、2018年に植えられた花から種を採取し、近隣の希望者によって育てられた苗をこの場所に移植し、同じく近隣の人々によって水やりなどの世話がなされて咲いています。
以下wikipediaからの抜粋
既に紀元前からインディアンの食用作物として重要な位置を占めていたが、1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始した。マドリード植物園はダリアやコスモスが最初に栽培されたことでも有名である。
ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くを要し、ようやく17世紀に至りフランス、次にロシアに伝わった。ロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められた。
正教会は聖枝祭前の6週間を大斎とし、食物品目の制限による斎(ものいみ)を行う。19世紀の初期にはほとんど全ての油脂食品が禁止食品のリストに載っていた。しかしヒマワリは教会の法学者に知られていなかったのか、そのリストにはなかったのである。こうした事情から、正教徒の多いロシア人たちは教会法と矛盾なく食用可能なヒマワリ種子を煎って常食としたのであった。その後、19世紀半ばには民衆に普及し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となったのであった。
他にもヒマワリは多くの映画や音楽のモチーフにもなっていますね。独断でご紹介。
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